フランスでイギリスの布
 
南仏で、昨年初めて訪ねた布屋さん。
いつもはリール・スール・ラ・ソルグの市場に露店を出しておられるのですが、
今回はその店舗を探して、
例のごとく歩行者など見当たらない道路脇を歩いて歩いて辿り着きました。
仏の布屋さんでも、パッチワークなどの手仕事用にイギリスの布を売る一角が見受けられます。
プロヴァンス布は残念ながら「ご不在」でしたので
次のバスの時間まで...と、そのコーナーを見ていたら、あらあら。
コトリフルリのマークに使うぐらい
個人的に心のなごむ洗濯物がなびく風景。
しかも結構無防備に色々なものが干されています。
そしてこちらは
誰を見ても、お洋服といい動きといい個性が感じられるスケーターたち。
彼らの軌道のように描かれたブルーのライン上で楽しく滑り続けています。
 
店主さんいわく、
本当はリバティの布を仕入れたかったそうです。でも
どうやら近所にリバティを卸す、しかも大きな店舗があるらしく、かなわなかった、と。
いやいやどうしてどうして。おかげ様で良いものが手に入りました。
 
「リバティは日本でもよく見ますけどね」と
いっちょまえに世間話をもちかけると「?」という顔をされ、
一瞬訪れる気詰まりなムードにアワアワしながらも
ハッと綴りを思い出し「リベルティ?」と言い直すと「アー!ウィ!」と通じました。
米でもマクドナルドはマッダナー?
時々難しい。
 
 
 
2016年4月15日金曜日