2018/6/15
パリに行って参りました。
tissus Reineの窓から。撮影許可は頂きましたよ。
材料を求めてグルグル歩き回ったのはいつもと同じでしたが、
25年ぶりのクリニヤンクールをはじめ
出来るだけ行った事が無いところに足を運ぶように。
いつも「パリに行ったのに美術館に一歩も入っていない」と反省するので
短い滞在期間中に3つの美術館へ。
イヴ・サンローラン美術館。生前の仕事場。
6月の壁紙はヴァンブの蚤の市での戦利品。
1941年刊「ペールカストール」シリーズの絵本です。
( conte de la Marguerite 「マルグリットのおはなし」)
戦争が続き疲弊した時代に
「ひとりでも多くの子どもたちに届けたい」という願いのもと
出版されたというペールカストールの絵本は
「付録?」と思うぐらい薄くて、金具で閉じただけの簡素な作りです。
古書市に行くと、必ずどこかに小さい山積みがあって
子どもたちの「落書き」「ひきちぎり」という愛情表現にまみれたものもあれば
名前や住所、買った日?が走り書きされた美保存状態のものも。
確かに1941年といえば、第二次世界大戦が始まった年です。
それでも、内容はいつも明るく、時にはクスっと笑えるような
(そんな時代だったからこそと思うと、この単語はけっして陳腐でない...)
続いて行く日々に「希望」が持てるような内容である気がします。
* * *
日々の希望といえば、朝の連ドラ「半分、青い。」をおいて他にあるでしょうか。
更新がおざなりなこの数ヶ月、
「あまちゃん」以来の興奮をもって見続けております。
そして今週、久々にテレビの中に入りました。
「オフィス ティンカーベル」に
わたし、確かに居ました。
恋しい幼なじみとの別れから立ち直れぬ主人公すずめ。
「辛い思い出こそ漫画のネタにしろ!」と強行に迫る先生に
「仕事とひきかえに先生は『心』を捨てたんだ!」とかみつきます。
(これでもかとかなり執拗に)
いい歳で独身で子どももいなくて家庭も持てない沢山のひとが
朝の出勤前に日本中でビンタに倒れた図を思うとちょっと笑える。
ごめんね、すずめちゃん!でも
おばちゃん、一所懸命生きてきたの!
それでもおばちゃんはすずめちゃん好きよ!秋風先生の次に!
それにしても
あんなにスカッと
すずめちゃんは誰の代弁をしたのか?
ビンタに倒れた人と同じくらい沢山のひとが
「すずめちゃん、よくぞそこまで歯に衣着せず....」と
清々しい一日を始めたような気もする。
*ご覧になっていない方、毎度の事ですがスミマセン。