2012/07/18
以前書いた記事ですが、「どこに書いてあるの〜」と迷われませんよう、
もう1度、まとめさせていただきました。
*布の特徴
南仏の布は、複数のモチーフが一枚の布に帯状にプリントされています。
ひとつひとつのモチーフが綺麗に見える出来上がりを考えて、
大柄を無惨に断ち切ることなくハサミを入れるよう努めています。
布の効率も俄然落ちますが、これが「ひとつひとつ作ること」の醍醐味だと思って。
布のどこを使うかは、
作るモノによっても違います。
縫うこと以上に熱が入る、柄合わせの作業
もうひとつの特徴は、「親子布」。
わたしが勝手にそう呼んでいるのですが、上の写真のように、
帯状の複数のモチーフを含んだ布(親)と
その親布の一部のモチーフだけでプリントされた布(子)が
存在するのです。
「子布」は「親布」によっては何人?もいて、
組み合わせのバリエーションを無限に増やしてくれます。
当然統一感はあるけれど、全く同じ布ではないという。
昔々作った服で恐縮ですが、上半身とエプロンは「子」、
下半身のギャザースカート部分は「親」で作ったワンピースです。
そもそもプロヴァンスの布自体が、
「組み合わせる楽しさ」ありきで作られているような気もします。