2019/11/07
必要に迫られ、コンビニでビニール傘を買いました。
ビニール傘は誰がどう持ってもビニール傘で
雨をしのぎさえすれば、
色だ形だをどうこう問われない気楽さがあります。
かといってわざわざビニール傘を買うのはもったいない。
普段そんなことを考えていたので、
前がいつだったか思い出せないぐらい久しぶりに
うちの玄関で
透明のプリーツから水玉をポトポト滴らすビニール傘に
ささやかな愛着を感じていました。
また雨が降って来て
さぁ外出、という時に
「さ、いこか」とビニール傘を手に取ります。
ただ、行った先が悪かった。
コンビニの傘立てには似たようなビニール傘が5、6本。
ひょっとしたらここで
「帰りはどれでもいいからさして帰る」というのが
粋な「ビニール傘道」なのかもしれませんが
学生時代
ビニール傘でもないのに自分の好きな傘をさして帰るという
大胆な友人の思い出がよみがえり
「いや、それはまだわたしには無理」と
傘立てはあきらめ、少し離れたところに置いてやりすごしました。
帰宅したわたしは
「そうだ!目印をつけておけばいいんだ!」と
傘の持ち手にマスキングテープを 貼 り な が ら
わたし
ひょっとしてこの世で一番ダサ。
ビニール傘道、案外ゴール遠い。
paris 泊まっていたホテルの裏のパッサージュ。