2019年10月13日 シャイヨー宮で見た美術展のこと
 
 
 
 
今回の熊本でも
こんな拙いHPを「見てますよ」と言って頂きました。
「インスタで見たことがある」というお話も数件あり
インスタをやっていない自分といたしましては
取り上げて下さった皆さんのご厚意に深く感謝したいと思います。
そんなお言葉を後押しに
この夏のフランスの話を再びしつこく
掘り起こそうとしているわたしをお許し下さい。
 
 
 
 
メトロの壁に興味深い展覧会の広告を発見しました。
「建築家たちの家具 1960-2020」
 
初めて訪れた会場のシャイヨー宮(CITÉ DE L’ARCHITECTURE & DU PATRIMOINE)がまた迷子になりそうに広い...
そして館内の装飾自体が見る所だらけ...
そして写真撮影OKの太っ腹(フラッシュは禁止)。
 ちなみに窓からはエッフェル塔
建設予算を巡るゴタゴタで
代々木の国立競技場の建築案をお断りするに至った
故ザハ・ハディドさんの宇宙みたいな椅子。
マルセイユの共同住宅を建築する映像では
はじめてコルビュジェさんの声が聞けました。
知ってるお名前知らないお名前・知らない・知らない・知らないほとんど知らない
でも面白いからいいのいいの
このお部屋のあの石柱の様式はえっとえっとカリント...いやコリントス
なにこの監視員さん
わたしにだけ「チケット見せろ」ってさ
上の階へ下の階へそして地下へ
裏に廻ったり表に戻ったり
終わらない矢印→に翻弄されながら約4時間
ここには載せ切れない数の写真を撮りました。
 
日本代表の快進撃に思わずにわかラグビーファンになってしまうのと同レベルの
ミーハー的感覚ではございますが
何だかちょっと誇らしかったのは
世界中の60年にわたる家具デザインが並ぶ中
その終盤で
日本人建築家に特化したブースが存在したこと。
 
土や自然との距離が近い日本の文化と生活様式が、独自の家具を作り上げ
戦前まで無名であった日本人建築家たちが1987年のプリツカー賞受賞を皮切りに次々と
頭角を現して来たこととその魅力 などなど。(多分)
 
 
 隈研吾「浮庵」(茶室)
 
 
SANAAのお茶器セット
 
(作品のむこうに、シャイヨー宮の床に寝そべって写生にいそしむ授業中の小学生たち。
色んな意味でスケール違う。)
 
 
 坂茂 長椅子
ニュージーランドの地震で壊れた教会の仮設聖堂の長椅子。
湯布院の皆さん、由布院駅前の坂さんの観光案内所、うらやましいっす。
(下の写真は由布院で撮ったものです)
 
 
 
 
こんなに沢山の写真
アップできるのか
頑張れ12歳パソコン。一発トライ。